
私の所有しているマットーネ・ラージウォレットを使って、マットーネレザーの手入れ方法を解説していきます。
記事の最後には、マットーネレザーを使った財布を綺麗なまま使い続けるためのポイントを解説するので、マットーネ・ラージウォレットに限らずマットーネレザーを使った財布や小銭入れを使っている方は必見です。
マットーネレザーの簡単な手入れ方法
マットーネレザーの簡単な手入れ方法は「乾いた柔らかい布で乾拭き」です。 マットーネレザーは革にオイルをタップリと含ませているので、皮革専用クリームを使った手入れは頻繁に行う必要がありません。
日常的に財布を使うだけで、手の脂分が革の表面に染みるのである程度保湿することが出来ます。
その日に着いたホコリや汚れを、乾拭きして落とすだけで充分な手入れになります。 たまにブラシをかけて、革の溝に着いた細かいホコリや汚れを落としてから乾拭きすると尚良いですね。
普段の手入れが非常に簡単なマットーネレザーですが、他の本革同様にマットーネレザーも水濡れには非常に弱いので、防水スプレーをかけて防水対策をシッカリしておいた方が良いです。
その際の手順としては、乾拭きをした後にブラシをかけて、仕上げに防水スプレーをかける。 たったこれだけで、革の経年変化を楽しみながら財布を長く使い続けることができるようになりますよ。
皮革専用クリームを使ったマットーネレザーの手入れ方法
普段の手入れが簡単なマットーネレザーですが、革の表面が乾いてきたかもと感じたら皮革専用クリームを使った手入れを行う必要があります。 目安としては、季節の変わり目に1度、皮革専用クリームを使った手入れを行った方が良いと思います。
そして、皮革専用クリームを使ったマットーネレザーの手入れで必要な物は、・皮革専用クリーム ・ブラシ ・柔らかい布 ・防水スプレーです。
マットーネレザーの表面を乾拭きする
マットーネレザーの表面を乾いた柔らかい布で乾拭きして、財布についたおおまかな汚れを落とします。
乾拭きに使う布は、綿などの柔らかい生地のモノであれば何でもOKです(私は、着なくなった綿Tシャツを使っています)
ブラシをかける
ブラシをかけて革の溝に入り込んだ小さなホコリやチリを飛ばします。 マットーネラージウォレットやマットーネ・オーバーザウォレットは、ファスナー部分もブラシをかけると尚良いですね。 かぶせ長財布・二つ折り財布の場合は、内装もブラシをかけましょう。
皮革専用クリームを使って革の栄養補給+保湿
乾いた布に小さいビー玉くらいの量のクリーム取ります。
馴染ませたら、円を描くようにしてクリームを馴染ませていきます。※力を入れる必要はないので、優しく行いましょう。
皮革専用クリームを馴染ませたら、そのまま5分ほど置いて栄養分を革の浸透させます。
※ 余計なシミを増やしたり、革が劣化するので間違ってもハンドクリームやオリーブオイルは使わないように。
再びブラシをかける
皮革専用クリームを使った後に再びブラシをかけることによって、表面に残っている余分なクリームや縫い目についたクリームを落します。
仕上げの防水スプレー
革の表面にホコリやゴミが付いてないか確認した後に、防水スプレーをかけていきます。
画像では財布を置いていますが、財布を持って20~30cmほど放してから、革財布全体にまんべんなく防水スプレーをかけましょう。
1度防水スプレーをかけたら自然乾燥させて、もう一度防水スプレーをかけます。本革にとって水分は大敵なので、防水スプレーを2度かけることによって、防水効果をシッカリと定着させます。
2度目にかけた防水スプレーが乾いたら、皮革専用クリームを使ったマットーネレザーの手入れは完了です。
革財布の手入れ方法まとめ
マットーネレザーの手入れ方法は以上になります。 >>手入れアイテムはこちら
革を作るときにたっぷりとオイルを含ませているマットーネレザーを使った財布は、皮革専用クリームを使った手入れを頻繁に行わなくても良くて、普段の手入れが非常に簡単なのがマットーネレザーの魅力でもあります。
余計な油分を与え過ぎると返って革を傷める事になるので、クリームを使ったマットーネレザーの手入れは・革が乾いたなぁと感じた時 ・季節の変わり目に1度 これくらいの頻度が丁度良いかなと思います。
ただ、他の本革同様にマットーネレザーも水濡れには弱いので、水に濡れるとシミが出来たり革が歪んで変形する場合があります。 水濡れによるシミや革の変形を防止するために、防水スプレーをかけておくのがポイントです。
防水スプレーをかける頻度としては、1ヶ月に1度くらいが良いと思います。 簡単な手入れと防水スプレー、この2つが財布を長く使うためのポイントです。
実際にこちらで紹介した手入れ方法を行い、2年間使用し続けているマットーネ・ラージウォレットがこちらです。良い感じに味が出てきています。手入れがいかに大事かがわかると思います。