財布のコバとは?

財布のコバとは、財布の端っこや切れ端の部分の事を言います。

何年も使える耐久性があり、作りのシッカリした財布を選びたいと思っている方が多いと思いますが、その判断を下す重要なポイントが財布のコバです。

こちらのページでは、財布のコバの種類や特徴について画像を交えながら解説していきます。

財布のコバとは?

下の画像で赤く塗った部分が財布のコバになります。

財布のコバ

下の画像も同じく、赤く塗った部分が財布のコバです。 初めにお話ししましたが「財布の端っこ・切れ端」の部分ですよね。

ラウンドファスナー長財布のコバ面

ちなみに、コバを感じで書くと「木端」になります。 なぜコバと呼ばれるのかについては諸説ありますが、革の断面が木目のように見えることから「木端=コバ」と呼ばれるようになった説が有力なようです。

財布のコバは、見た目の綺麗さや耐久性・強度を左右し、職人の技術や作り込みの高さが現れる部分で「コバを見れば財布の質が分かる」と言えるほど重要なポイントです。

次の項目から、コバの種類と特徴について解説していきます。

コバの種類と特徴

財布のコバには、いくつか種類がありますが中でも代表的な・コバ磨き ・コバ塗り ・ヘリ返しの3つを紹介します。

コバ磨き
コバ磨き

コバ磨きがされた財布の特徴は、全体が引き締まり綺麗に見える事と耐久性のある丈夫な革財布に仕上がります。

コバ磨きは非常に時間と手間のかかる方法で、裁断された革の断面をヤスリやヘリおとし(彫刻刀のような道具)で削り磨いた後に薬品で引き締め、またコバを磨き塗り込む工程を何度も繰り返します。

時間と手間のかかる工程を経ている為、財布全体に統一感があり綺麗に見えて、耐久性のある丈夫な財布に仕上がるわけです。 あくまで目安ですが、コバ磨きがされていれば、高い技術を持った職人が丁寧に作り込んでいる財布と判断することができますね。

コバ塗り
コバ塗りは、革の断面にニスや顔料などのコーティング剤を塗って仕上げる方法を言います。

均一にコーティングされた綺麗なコバ塗りは、腕の確かな職人の丁寧な作り込みを実感することができますが、「それなりのコバ塗り仕上げ」でも革製品に詳しくない方は綺麗に見えてしまうこともあるので、コバ塗りの品質はピンキリと言えますね。

ヘリ返し
へり返しのコバ処理

ヘリ返しとは財布の角を内側に折り込んでから縫製する方法を言います。 上の画像で、財布の角にシワがよっているのが分かると思います。

ヘリ返しも職人の腕の見せ所になる部分で、10回以上しわ寄せされたモノを菊織りと呼びます。 ヘリ返しのコバ処理がされた財布も沢山ありますが、革を薄くしてから使うためコバ磨きやコバ塗りよりも耐久性が低くなります。

ヘリ返しの財布は、 コバが破損すると革自体を交換しないと修理できないのが欠点です。

財布のコバとは?まとめ

財布のコバについて画像を交えながら・コバ磨き ・コバ塗り ・ヘリ返しの3つについて解説してきました。 あなたが今使っている財布には、どんなコバ処理がされていますか?

財布の買い替えをする際は、財布のコバ面を見て「作りのシッカリした質の高い財布なのか?それともイマイチな財布なのか?」を判断する参考にしてみて下さい。

財布のコバとは?については以上になります。お疲れさまでした!

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