
革製品といえば、牛革をイメージされる方が多いと思いますが、革製品に馴染みの無い方にとって、ブライドルレザーという言葉を初めて見たり・聞いた方が多いと思います。
こちらのページでは、ブライドルレザーとはどんな革なのか?どんな特徴なのか?詳しく解説していきます。
ブライドルレザーとは、革の中で最高峰の強度を誇るとても頑丈な革
ブライドルレザーは、数ある革の中でも最高峰の強度と耐久性を誇るとても頑丈な革です。
ブライドルを日本語に訳すと「馬ろく」つまり馬具のことで、馬の頭につけるクツワや手綱を意味します。 馬具に使う革だから、ブライドルレザーと呼ばれています。
元々このブライドルレザーは1000年以上も昔、英国で乗馬用に使う革として開発された革で、人の命を預ける馬具の使用に耐えられるように頑丈に作られています。
初めに「ブライドルレザーは、革の中でも最高峰の強度を誇るとても頑丈な革」とお話ししましたが、馬具に使用される革なので頑丈なのも想像がつきますよね。
ブライドルレザー最大の特徴は、革表面のブルーム(白い粉)
数ある革の中でも最高峰の強度と耐久性を誇る頑丈な革と説明しましたが、その理由は元になっている革と時間と手間のかかる加工が施されているからです。
ブライドルレザーに使われている素材は、フルグレインカウハイドと呼ばれる生後2年以上の牡牛の革が使われています。
この革自体が肉厚でとても丈夫な革なのですが、この革をロウ漬けるすることによって更に丈夫で堅牢な革に仕上げられたのがブライドルレザーです。
革の表面に白い粉を吹いているように見えますよね?この白い粉は、先ほど説明した革に染みこませたロウが表面に表れたモノです。 この白い粉をブルームと言います。
購入したばかりのブライドルレザーには、必ずブルーム(白い粉)が表れています。 そして、このブルームこそがブライドルレザー最大の特徴であり見分けるポイントです。
ブルームが取れると艶やかさを増して表情がガラッと変わる
このラウンドファスナー長財布は、私が実際に所有している英国産最高級ブライドルレザーを使ったブライドル・グランドウォレット
先ほどのブルーム(白い粉)が出ていた財布から、表情も雰囲気もガラッと変わっていますよね。こういった変化を楽しめるのも、ブライドルレザーを使った財布ならではです。
上質なブライドルレザーを作るためには、長い場合1年3カ月以上の期間を必要とします。 革自体も希少性が非常に高く高価なので、商品価格に反映されてることが多いですね。
また、頑丈な革の特徴のため、縫製が難しく財布に仕立て上げるには熟練した高い技術が必要とされます。ココマイスターでは英国産最高級ブライドルレザーを贅沢に使い、熟練した日本職人の手によって財布が作られていますが、ブライドルレザーを使った財布は完成までに5カ月もかかるそうです。
ココマイスターのブライドルレザーを使った革財布は、個人的にもおすすめの上質な革財布です。
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